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女性がセックスの権利を求めた世界最初の法律


古代ギリシアでは妻とセックスしないと法律違反だった!?

ギリシア神話に登場する神々たちは、実に自由にセックスを楽しんでいます。人妻を奪ったり、兄弟姉妹や親子など近親相姦もタブーではありません。そこには罪の意識などまったくなく、何の制約もなく入り乱れての性が肯定されているのです。そうした倫理観は神が身だけの特質ではありませんでした。神々の影響からか、古代ギリシアの人たちはセックスをとても重要視しており、快楽を求めることにとても貪欲。娼館はコーヒーショップやファミリーレストランと同じくらいにカジュアルな場所で、誰でもいつでも気軽に利用していたのです。

結婚している男性が娼館を利用するのはごく普通のことで、妻以外の女性との悦楽を求めるのは、一種の「たしなみ」のようなもの。ギリシアは現代においても世界でもっとも性交回数の多い国ですが、古代においてはもっと盛んだったようで、毎日するのが当たり前。しかも、相手は必ずしも異性とは限りませんでした。ただ、そんなに自由だと、困ってしまうのは妻。夫が外で楽しみ過ぎて、家庭内での性生活がおろそかになってしまいます。そんな妻たちの不満を受けて、妻との性生活の回数についての法律までできてしまったのです。

ギリシアの男性たちは、毎日大忙しだった!?

とにかく「快楽の追求」は、男性、特に知的階級である哲学者にとってとても重要なことと考えられていました。「セックスをしなければならない」「気持ち良くならなければならない」という、一種の強迫観念的なものが国全体を覆っていたのでしょう。毎日する、一日に何度もする、色んな人とする、という課題を賢者の多くが持っていたのです。

午前中に娼館にいき、娼婦を抱いた後で、今度は愛人にしている少年のところを訪ねます。当時はほとんどの哲学者が、男の愛人をもっていました。成人であることもあれば、まだ小さな少年であることも、どちらも持っていることもありました。男の子を相手に楽しんだところで、その日のノルマを果たし終え、やっと仕事にかかります。性欲を発散しないと、哲学にとりかかれないと考えていたのです。

妻たちは欲求不満がたまっていた!?

毎日のように、娼婦と少年を抱いていた哲学者たちは、家に帰っても性欲がわいてきません。既に2度、3度と射精しているので、妻に勃起できなくなっているのです。今ならバイアグラを使って、3回目、4回目とチェレンジできるのでしょうけれど、当時はそんな便利な薬はありませんので、勃たないものは勃たない。家庭生活は、だんだん殺伐としてしまいます。多くの妻たちが性的な不満をかかえ、マスターベーションで紛らわせるしかありませんでした。それを放置すれば、多くの夫婦が崩壊してしまいます。

そうした背景の中、紀元前6世紀ころには夫婦生活に関する法律が作られました。妻は「月3回以上」のセックスを夫に求めることができるようになったのです。女性がセックスの権利を求めた世界最初の法律です。

古代ギリシアでは、自由に貪欲に性の快楽を追究していました。セックスの合間に哲学者たちはものを考え、議論をし、書を読んでいたのです。もしかすると、性的に活発だと男性は知性が高まるのかも知れません。

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