シンガポールでもアナルセックスがOKになった!?

シンガポールはとても保守的な国として知られています。路上喫煙の禁止はもちろん、ゴミのポイ捨ても違法行為で罰金刑に処せられます。ガムを噛むことすら禁止されており、国際的には「生真面目」と言われる日本人よりもさらに堅い国のようです。国民の4分の3を中国系(華人)が占めていますが、中国人といえば、そのマナーレベルの低さが国際的にバッシングされています。シンガポールを見る限りにおいては、マナーの悪さは「華人」というDNAによるものではなく、国民性なのでしょう。

そうした「お堅い」国柄ゆえに、性についても極めて保守的です。いわゆる「はしたない」行為は法律で禁止するという徹底ぶり。実は、近年まで、女性が男性のペニスを口で愛撫することが違法行為とされていたのです。カップルが抱き合い興奮して、女性が男性のペニスをつかんで上下動させる。カチカチになったところで、パクッとくわえてしまうと、「逮捕」となります。何と、ムチ打ちの刑に処せられました。淫乱な女として、罰せされてしまったのです。

セックスは秘め事ですので人に知られることは普通はありませんから、実際には隠れてフェラチオを楽しむカップルはいたでしょうけれど、恋愛がもつれたときなどには「この女、フェラチオ好きの淫乱なんです」と男が訴えれば、相手を陥れることができました。そんな堅い国でも、実は2006年からフェラチオが自由化されました。それまで罪の意識にさいなまれていたペニス好きの女性たちが、ようやく思いっきり口交できるようになったのです。
アナルをするとムチ打ちだった!?
フェラチオ禁止の国ですから、当然のことながらアナルセックスも違法でした。刑罰はやはりムチ打ち。アナルで受け入れた女性は、公衆の面前で罰せされ、さらし者にされていました。ただ、同じく2006年から合法となり、お堅いシンガポール人たちの間でも、近年は肛門性交が静かなブームとなっています。それまでは、興味はあるものの「違法だから」とためらっていた女性たちも、合法化されたことによって、積極的に性生活に取り入れようとする傾向も芽生えました。経験したことのない快感が得られた、と悦ぶ女性も少なくないようです。

フェラチオとアナルが解禁されたことで、性生活のバリエーションは大きく広がりました。「仁王立ち」のようなフェラスタイルはもちろん、シックスナインのような相互愛撫もできるようになりました。「自分だけ気持ちよくなって申し訳ない」と感じていた女性も、積極的に相手をかんじさせられるようになり、セックスに対する姿勢も大きく変わりました。また、3Pや乱交をする際にも、前後の穴を同時にとか、上下の口を同時にといったバリエーションが可能になりました。
それでも、男にしてはだめ!?
フェラチオとアナルが解禁されて、シンガポールでは老若男女を問わず、セックスに開放的な雰囲気ができました。新しい性行為を多くの人が楽しんでいます。ただ、これはあくまでも、男と女の性行為において可能になっただけです。この国では、同性愛は存在しないとされており、男性が男性のペニスをなめたり、男のアナルに挿入したりすることは、依然として違法のままです。

ゲイの人々にとっては、暮らしにくい状況は変わりません。セックスするたびに、「違法行為が現在進行中」という後ろめたさを感じつつ性交しなければならず、思いっきりは射精できないのです。同性愛の性交を「人間の摂理に反する」と禁止する考え方は、世界的に見てみると実はごく普通です。わが国では、ゲイやレズが禁止されたことはありませんが、オーストラリアでは1997年まで男同士のセックスが違法でした。もちろん、アナルだけでなくフェラチオもダメです。香港では1991年まで、イギリスでも1967年まで禁止されていました。アメリカでも、州によっては現在も違法です。

わが国では、アナルもフェラチオもゲイもし放題です。これほどまでに何でもOKの自由な国は、世界的にはとてもめずらしく、日本はセックスにおいても先進国と言えるでしょう。