最古の経典カーマ・スートラ 世界の性の歴史をひもとく


セックスだけじゃない?愛についての経典

古代インドで完成した愛欲の経典「カーマ・スートラ」では、セックスに関する具体的な記述も数多く見られます。その一方で、男女間の恋愛における解説も数多く見られ、一概に性行為だけのバイブルと呼ぶのは軽率すぎるかもしれません。

古代インドの美女とは?

世界で映画と言えばハリウッドというイメージが強いかもしれませんが、インドでもハイクオリティな映画が作成されているのをご存知ですか?当然綺麗な女優さんも数多く出演されているのですが、そんなインドではどんな女性が美人だとされていたのか。カーマ・スートラにはその記述も残されています。

経典の中では美女を「蓮女」と呼び、多くの条件を設定しています。その中からいくつかを紹介します。

・顔は丸く美しいこと
・乳房に張りがあり大きく起伏していること
・美しく通った鼻筋であること
・まるで白鳥のような歩き方をすること
・コキラ鳥のように低い声を出していること
・賢く、礼儀をわきまえていること
・白い服やキレイな宝石といった贅沢品を好んで身につけていること

他にも美しい女性の特徴が記載されていますが、現代にも通じる部分があるかと思います。
「鳥に似た低い声」という記述もありますが、今と昔の文化による好みの問題ということにしておきましょう。

恋愛中毒にご用心

現代でも恋愛にのめり込みすぎて何も手につかなくなる、といった方が少なくありません。 その感情が犯罪などの方向に行ってしまうのは大問題ですが、カーマ・スートラによると惚れすぎるのも最終的にまずいことになってしまうようです。

経典の中には人を好きになる行為がランク分けして解説されています。

1.一目惚れをする
2.気持ちが惹かれる
3.いつもぼんやりしてしまう
4.夜に眠れなくなってしまう
5.体重が減る
6.享楽に興味がなくなる
7.恥も外聞もなくなってしまう
8.心が壊れる
9.失神してしまう
10.死んでしまう

人によっては納得できるところがあるのではないでしょうか。願わくは読者のみなさまが異性を好きになりすぎて死んでしまうことのないようにご注意いただければと思います。

愛欲の経典「カーマ・スートラ」ですが、愛欲に関して実に多彩な構成になっています。
もちろんセックスに関してかなり詳細な記述までされているので、まさに愛のバイブルと呼ぶにふさわしいものです。

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