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先進国の多くが、売春を「公認」


あれっ、売春って合法だったの!?

わが国では、若い女性たちによる「援助交際」が行われて問題となっています。10代の女性がセックスを売って金を稼ぐというのは、貧困にあえぐ国ならともかく、世界でもトップクラスの豊かな国においては、流行してはならないことでしょう。「援助交際」という言葉できれいに覆われているものの、ストレートに言えば「売春」「買春」であり、やる方もやらせる方も犯罪行為です。昭和31年に施行された「売春防止法」により、違法となっています。逆に言えば、それ以前は「合法」だったわけで、昭和の前期まではあちこちに売春宿がありました。

男女平等を進めるためにも、女性の社会的地位を高めるためにも、弱者を救済するためにも、「売春」というものをなくさなければならない、売春を認めるような国は遅れている、国の恥だ、という考え方から、法律が作られ違法化されたわけですが、実際には、ソープランドでは、現在も売春が行われています。「ソープランドは日本の恥だ!」と主張する人もいるでしょうけれど、その背景には、「先進国では売春は行われていない」「非合法だ」という思い込みがあるかも知れません。実は、先進国の多くが、売春を「公認」しています。ちゃんと「ビジネス」として認定されていることが多いのです。

売春はどこにでもある!?

売春を世界で初めてビジネスとして成り立たせたのは、古代ギリシアのソロンだとされています。紀元前7世紀ころのことで、女性の奴隷を買い上げ、国営の売春宿を始めたのです。以来、歴史上で売春宿がなくなった時代はありません。現在も世界各国に存在しています。国連においては売春に関する「条約」が採択されていますが、「人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約」というもので、売春を禁止するのではなく、「人身売買」と「搾取」(さくしゅ)を禁止するものです。国際的には、売春は禁止されていません。一種の「必要悪」という見方なのでしょう。

ヨーロッパでは多くの国が「合法」としています。オランダの「飾り窓」地区は観光地としても有名な売春街。セックスを観光の目玉にしています。フランスやスイス、ドイツ、デンマーク、ギリシャ、ハンガリー、チェコなども合法です。アジア・オセアニアでも、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、台湾など合法ですし、中国でも合法化が検討されています。

国際人権団体であるアムネスティ・インターナショナルも、売買春の合法化を支持しており、「売春は悪いこと」という価値観は、今ではマイナーになりつつあるようです。

なぜ合法化しているのか?

買売春について、わが国では「倫理的に許されない」といった意見が多いでしょう。「女性の商品化」「セックスの利用」は良くない、「愛のないセックスを認めることになる」「女性蔑視につながる」といった考え方です。 そうした思想に賛同する人は世界中に大勢いると考えられますが、一方で、違法とすることでの弊害も生じます。売春の「地下化」やそれによる「性感染症の流行」「人身売買」、性犯罪の増加などです。

暴力組織などの資金源となったり、性感染症に罹患した女性による病気のバラマキが起こったりということがあり得ます。そのため、合法化して国の管理下で営業させることで、「健全な」売春を実現しようとするのです。

売春は禁止をしても撲滅することは困難です。そのため、合法化して、よりヒドイ状態を起こさせないようにする国も少なくありません。国際的には、合法化の流れがあるのです。

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