欲情と教育の摩擦~出世しないとセックス禁止!?


出世しないとセックス禁止!?

現在の日本はアメリカの影響でフリーセックスが浸透してきたと言われています。 フリーセックスとは婚姻の有無に関わらずセックスをすることで、よく言えば性行為自体が堅苦しいものではなく気軽に楽しめるようになっていると言えます。 しかし、日本の明治から昭和にかけてはそんな淡い感情を打ち砕く考え方があったのをご存じでしょうか。

欲情と教育の摩擦

男性は必ず中学生に入るころになると思春期が訪れます。その時の女子生徒を見つめるまなざしときたら…思い出しただけで青春がよみがえってきそうな話ですが、若かりし頃は誰もが抱く感情を邪念として捉えていた時代がありました。

教育者として有名な福沢諭吉すら思春期の男子生徒に芽生える欲情には否定的だったと言われています。 その意図は大まかに言うと「これから出世をしていかねばならぬのにそんなことに時間を費やしている場合ではない。しかし男には付きものだからもはや切り離すのが一番だ。」とのようなものだったようです。 男性ならこの考え方には恐怖すら感じてしまうと言っても過言ではありません。

何が何でも禁止

勉学に励むのも出世する将来を夢見て頑張るのももちろん大事なことですが、男に芽生えた感情を止めることは至難の業です。 だめだと言っても陰でこっそり己の性欲を満たそうとする学生が後を絶たなかったのでしょう。 進学のための入試で行われる「M検」という、なんとか性にしがみつこうとする学生には絶望を与える検査が誕生してしまいました。 性器はもちろん肛門まで医者の前でさらけ出し、触診を受けることで性病等にかかってないか診断されるというものでした。 当然診断結果が入試の結果にも反映してしまいます。こうなってはさすがの男子学生もお手上げです。 性行為の一切を強制的に封じられた当時の男子生徒は渋々勉学にのみ時間を費やす結果になったことでしょう。

ちなみにここで言う性行為とは何も女性との性交に限った話ではありません。 自慰行為もこれに相当します。 殺生な話ですが当時の学生は「自慰行為をすることで神経が弱り、最終的には脳にも悪影響を与えてしまう。結果的には記憶力の衰退や気性も穏やかになり男性らしさが失せてしまう。」などという意味のわからない理屈を押しつけられていました。 ここまでくると当時の男子学生が不憫に思えて仕方ありません。

時代が違うだけでこうも性に関する捉え方が違ってくるので驚くばかりです。 この時代に生きる方は自分がそんな時代に青春を迎えなくてよかったと胸をなでおろしていることでしょう。

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