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セックスも真剣に哲学していた!?古代ギリシアの哲学者たち


古代ギリシアの哲学者たちはセックスも真剣に哲学していた!?

思春期になると人は誰でも自分の性欲に気がつきます。子ども向けの悩み相談には、「マスターベーションのことばかり気になって、勉強が手につかない」などという中学生の相談がしばしばあるようです。高校生や大学生になっても、「彼女とのセックスのことばかり考えてしまう」とか、「彼氏に抱かれた快感が忘れられず、四六時中そのことばかり考えてしまう」と悩む男女がいます。大人になっても同様の心配をする人もいます。セックスにはそれほど、人の心をとりこにする魔力があるのでしょう。

実は性欲については、昔の人たちも悩まされていたようです。時代を問わず人の心を支配するもので、古代ギリシアの哲学者たちですらも、困っていました。かのプラトンですら、高齢となりEDになったときに、「やっと悩まなくて良くなった」と安どしたと言われています。もしその頃にバイアグラがあったとしたら、まだまだ悩み続けなければならなくなったことでしょう。

プラトンはEDになって喜んだ!?

人間のあらゆる行動や欲求について掘り下げて考えるのが哲学者の役割です。古代ギリシアの哲学者たちは、セックスについても深く研究していました。性生活が少ないと頭がモヤモヤしたり暴力的になったりするため、「男性は性交回数が不足して精液がたまると健康を損なう」と信じ、逆に多すぎると頭の働きが鈍くなるため「知力が衰えてしまう」と考えていました。彼らの仕事は「頭を使うこと」ですので、セックスのし過ぎでバカになることをとても恐れていたのです。

プラトンは自らの性欲について「強すぎる」と感じていたものの、なかなかコントロールできずにいました。この時代には、知的階級は男女を問わず性交するのが普通でしたので、妻や娼婦たちとの性行為だけでなく、ボーイフレンドとの性交も頭の中を支配しています。一流の哲学者であったプラトンにとって、「暴れん坊」の自分の下半身をコントロールすることは、とても重要な課題だったのです。若いうちにはどうしてもそれができなかったプラトンですが、中年期を過ぎると勃起できなくなりました。普通の男性なら悩むところですが、彼は逆に大喜びしてこう言いました。「これでようやく、セックスから解放された。哲学に集中できる!」と。

賢者は結婚してはならない!と主張する哲学者もいた!?

古代ギリシアでは皆がセックスのことばかり考えていたのでしょう。ソクラテスは性欲をコントロールしようと毎日必死になっている自分に気づき、このままでは道徳の完成はできないと悩みました。エピクロスは、結婚をするとどうしても毎日性生活をすることになり頭を使えなくなるので、「賢者は結婚すべきではない」と考えました。「女を愛するから悩むことになるのだ」と主張したのです。現代ではこのような考え方をする人はまずいないでしょう。当時の人々は現代人よりも性欲がずっと強かったのかも知れません。

セックスにとらわれていると悩む人もいますが、ソクラテスやプラトンなどの偉人たちですらずっと問題を抱えて生きていたのです。性欲が強いのは、むしろ知力が高いがゆえかも知れません。「自分はプラトン並みなのだ」と考えれば、とても誇らしくなれるでしょう。

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