昔の日本では家族内でも性の共有をしていた!?

わが国では古来、地域集落内で性を共有するシステムがありました。もっともよく知られているのが「夜這い」です。若者たちが、村の独身女性の部屋を夜間に訪ねて性的関係を結びます。村落によりルールは異なり、一般的には女性はどんな男が来てもそのペニスを受け入れなければなりません。誰がどの女性を尋ねるかは、事前に男同士で打ち合わせることが多かったようです。女性にとって残酷な決まりごとのように思えるかも知れませんが、村全体で助け合うという価値観を共有しているため、ほとんどの女性が喜んで迎え入れていました。

特に、夫を亡くした後家にとっては、性生活を維持するための貴重な機会であり、自らも気持ちよくなりつつ、若者に性の手解きをすることで村に貢献できる達成感も得られたのです。もちろん、男性にとってはとても便利なシステムです。性欲に目覚めると同時に童貞を失い、オナニーなどする暇もないほどにセックス三昧の生活ができるのです。わが国には、夜這い以外にも性を共有する仕組みがいくつもありました。
嫁は「家」のものだった!?
家父長制の時代においては、結婚すれば女性は嫁ぎ先の家の所有物となりました。一家の柱は父親で、子どもたちの序列は長男、次男、三男の順で、息子たちの下に母親、そしてその下に娘たちが置かれています。長男が結婚すれば、その嫁は一番下にランクイン、です。嫁というのは最も身分が低く、家族全体に尽くすものとしてあらゆる家事をやらされます。

家督を接ぐのは長男と決まっており父親の全財産が長男に相続されますが、その代わり、長男は弟や妹の生活の面倒を見なければなりません。家を建てたり結婚したりすれば、必要な資金を用立てます。地域によっては性生活の世話まですることになっており、妻は夫の弟たちと代わる代わる性交する習慣のところもありました。

また、逆に女しかいない家庭においては、長女が婿を迎えると、妹たちの性生活の世話をするのは婿の役割です。毎晩、妹たちに代わる代わる挿入してあげるのです。EDになどなってしまっては大変でした。今ならバイアグラを飲んで励めば良いのですが、昔は立たなくなったら、その家の女たち全てが欲求不満になったのです。
夜這のための合宿生活もあった!?
かつてのわが国の村落には、「寝宿」「寝屋子宿」「若衆宿」といった制度がありました。今でも地域によっては残っていますが、それぞれ目的はかなり異なります。寝宿・若衆宿などは、一定年令に達した男子が結婚するまでの間、特定の家で集団生活する仕組みです。主に漁村の習慣で、漁業について学習することが1つのねらいです。

一方で、「娘宿」という制度もあり、未婚の女性たちが集団生活する習慣です。若衆宿の少年たちは、夜になると娘宿を訪れ、それぞれが相手を見つけてセックスします。毎日違う相手と交わってもよし、同じか相手とばかりしてもよし、となっており、特定の相手としかしたくなれば、「結婚」することになります。 夜這いを合理化するための仕組みであり、婚前交渉をスムーズにしてカップルを作りやすくするための仕組みです。

わが国では、地域でも家庭内でもセックスの共有がなされていました。性生活の充実が村の発展に欠かせないものだったからなのでしょう。