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ユダヤ教では割礼しなければならない


ユダヤ教徒には包茎がいない!?

神様はいろんなことを人間に科しています。宗教や宗派によってさまざまですが、たとえば、モルモン教徒はお酒を飲んではいけないとされています。カフェインの入ったものもダメですのでコーヒーは飲めませんし、タバコも禁止。例えその理由が説明されていなくても、神の言葉であれば従わなければなりません。他からみればとても奇妙なことであったとしても、関係ありません。宗教ごとにルールがあり、ルールを守ることで神に近づけるのでしょう。ユダヤ教においては、男性は包茎であることが禁止されています。生まれて間もない子どものうちに割礼をうけて皮をむいてもらうのです。したがって、大人の男性には包茎の人はいないことになります。スッキリしてていいね、という人もいますし、子どもに対する虐待ではないかという意見もあります。

神様は包茎がお嫌い!?

旧約聖書に、「男子はみな割礼をうけなさい」とあります。幼いペニスは皆皮をかぶっているものですが、割礼とはそれを切りとってむき出しにすることです。包茎は大人になる成長過程で自然と治っていくことが多いものですが、中には成人になっても皮がかぶったままの人や、勃起時にだけむける人もいます。ユダヤ人は、そうした自然の成長を待つのではなく、子どものうちに全員一律に治してしまうのです。

大人になって包茎だと性行為の際に困るケースもありますが、痛みがなければ支障をきたすことはありません。恥垢がたまりやすい、匂いやすいといったことはあるかも知れませんが、子づくりには関係ないはず。神がどうして「割礼しろ」と指示したのかはわかりませんが、何か深い意味があるのでしょう。いずれにしても、割礼は「神と人間との契約」とされていますので、ユダヤ教徒は守らなければならないのです。

キリスト教徒はパウロのおかげで割礼しなくていい!?

ユダヤ教と同様に、旧約聖書を経典としている宗教には、キリスト教とイスラム教があります。イスラム教では、やはり割礼が義務となっていますが、キリスト教では義務ではありません。これは、キリストの弟子であったパウロが、神のいう「割礼」には、「心の割礼を含む」といったためです。パウロによって割礼の幅が広がったおかげで、幼いペニスにハサミをいれて切らなくても良くなりました。

なお、聖書とは関係ありませんが、アフリカの一部の地域では女児に対して割礼を行う習慣があり、大変問題となっています。クリトリスを切り取ったり、焼いたり、女性器を塞いだりという習慣です。割礼という表現ではやわらかすぎるということで、近年では「女性器切除」と呼ばれるのが一般的です。男児の割礼の場合には性機能に支障はありませんが、女性器の切除は機能そのものを奪い取ることになります。女性器切除も一種の「文化」ですので簡単には解決できる問題ではありませんが、国際的に問題となっています。

宗教や文化風習によって、世界にはさまざまな性習慣があります。ユダヤ教徒やイスラム教徒の男児割礼は、そのひとつです。神が何を考えて割礼するようにと指示したのかはわかりませんが、それでも従うのが宗教というものなのでしょう。

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