男たちのセックスがあぶない!?

生物には生殖本能が備わっています。動物園にいる動物たち、ライオンや象、キリンやカバ、ウサギもネズミも、誰に教えられた訳でもないのにセックスします。オスクジラはドでかいペニスを振り回し、まるで戦争が起こったかのようにダイナミックにメスのヴァギナめがけて海の中を突進します。言葉を交わすことができなくても、一定の年齢になればオスは勃起しメスに挿入したくなるもののようです。それが動物の生まれながらの性質、本能なのでしょう。もちろん、人間も同じはずです。古代から性交を繰り返し人類は発展してきました。歴史上、セックスが嫌いになった文明は存在せず、セックスに関心を持たない男たちで成り立った国はありません。現代のわが国を除いては。

恐ろしいことに、わが国では、未だ人類が経験したことのない大ショックが起こりかけています。男たちが、セックスしなくなっているのです。男女が交わらなければ子孫は残せません。キリリとそそり立ったペニスが女の濡れたヴァギナに突進し白い精液を注入してこそ、人口が増え国は繁栄します。わが国では、異常な事態が静かに進行しているのです。今、男たちのセックスがとても危なくなっています。
セックスしたくない男がいっぱい!?
一般に、女性よりも男性の方が「経験」が早く経験数も多いものと思われていますが、現代のわが国では女性の方が性的には活発です。日本家族計画の調査によれば、「性交経験が5割を越える年齢」は女性19才、男性20才と、実は初体験は女性の方が早くなっています。女性の半数は19才までにペニスを受け入れているのに対し、男性の半数が膣内で射精を経験するのは20才になってから、ということです。「やりたがりの女が多い」のかと言えば、そうではありません。「やりたがらない男」が増えているからのようです。

同じく日本家族計画の調査によると、16才~19才の男性の34.0%、20才~24才の21.1%が「セックスに関心がない」という結果が出ています。この割合は、2008年から2014年までの6年間で倍増しました。20才前後の男子といえば、「やりたい盛り」のはず。毎分ごとにセックスのことを考え、毎日オナニーに励む年代層です。1日に何度射精しても、「まだまだ出したい」と望む年代のはずなのに、「関心がない」人が3~5人に1人もいます。わが国の男たちはいったいどうなってしまったのだしょうか。
中年になったら、もうしない!?
「やる気」を失っているのは青年たちだけではありません。働き盛りの男たちも、実は「立たせる」ことを面倒くさがる傾向にあります。上記調査によれば、既婚カップルのおよそ半数が、過去1ヶ月以内に1度も性交渉をもっていません。つまり、セックスレスなのです。もちろん、中年期には「やる気」があってもモノがいうことをきかなくなるという人もいるでしょう。けれども、現代ではEDはバイアグラという青い錠剤を一粒飲みさえすれば、簡単に解決できる問題です。

本当に「やりたい」のなら、専門クリニックのドアを叩くものでしょう。性欲が減退しているために、薬を飲む元気もないという人がいるのです。セックスへの関心が薄れてしまう大きな要因は「仕事」です。会社で疲れてしまって元気がでない人が大勢います。ただ、現代は働き方に対して厳しい時代です。昭和の半ばの頃に比べれば、今のサラリーマンの労働時間は遥かに短くなっています。仕事が厳しいといよりも、ストレス耐性が弱くなっているのでしょう。

弱くなっている男たち。セックスをしなくても困らない男たち。わが国の男たちは、とても危なくなっています。